kongaragaruのブログ

こんがらがると10回言ってみてください。こんがらがります。

MY FAVORITE !

歩いてバイトに行った。母は自転車で大丈夫だよ~と言っていたが、母の天気予報はいつも当たらない。案の定帰りはザアザア降りだった。ほらみろ。信じられるのはiPhoneの天気予報だけ。

 

昨日気付いたけど、雨の日に履く用のパンプス?バレエシューズ?が壊れている。右足のつま先が剥がれ始めているのだ。物が壊れると嬉しくなる。新しい物を買えるからだ。正当に。これは壊れたから買ったのであって、無駄遣いじゃありません。帰り道はルンルンで新しいレインシューズは何を買おうか考える。美容脱毛の支払い完了が行きがけに判明していたこともあって(もう2度と36回払いなんてしないだろう)、妄想は膨らむ膨らむ。だって実質1万円浮いたってことじゃん?こういう考え方をするからお金が貯まらないのだろう。浪費が趣味なのだ。昨日VOGUEのYouTubeチャンネルで、不動産会社を営む億万長者のインタビューを見た。彼は貯金が趣味らしい。元乃木坂46井上小百合ちゃん(かわいい!)も貯金が趣味と言っていた。そうなれたらどんなに良かったか、と思うけれど、志向は変えられない。どちらに転んでも楽しいことと苦しいことの両方が存在するのだ。

以前ブログにも載せていたハンターのローファーは、遂に51%OFFにまで下がっていたけれど買わなかった。買うとしたら黒のエナメルのつっかけタイプとは決めていたものの、絶対に歩きにくいこともわかっていたから。今、実質1万円が浮いて、さらに新しいレインシューズを買う正当な理由もあって、いかにも買えと言われているような気もするけれど、結局買わないのだろうな。一度買わない決断をしてしまった物に対してその決断を覆すのはなかなか難しいことだ。来年から社会人だから、コインローファータイプの物なんかいいんじゃないかな。無難で。"MY FAVORITE !"じゃない物には最小限のコストしかかけたくない。

 

たぶん私は靴が好きなんだと思う。我が家の大きな靴箱は、ほとんどが祖母と母の靴で占められている。リフォームで大きくしたにも関わらず、また足りないと言っている。我が家の収納はほとんど彼女たちの服と靴と鞄で占められていると言っても過言ではない。特に靴好きは家系である。祖母は物持ち(そして整理下手)、母はストック好きなのに対して、私はお気に入りの物だけ持っていたい派なので数は断然少ないけれど、このまま彼女たちの年齢までいったら同じくらいの数になっているのかもしれない。

金曜日に買い物に行った際も靴を買った。セルフォードなんて美人百花系だろ、と馬鹿にしていた(というか興味がなかった)けれど、Twitterで21F/Wの阿久津ゆりえちゃんが着るルックを見かけて即HPを見に行った。確かに夏までのルックは美人百花系のコンサバで合コン受けしそうな特に面白くないものだったが、プレオーダーがと~にかく可愛い。欲しい物がたくさんあってくらくらした。こんなに幸せなことはない。精神をやってた時とかうつっぽい状態の時期は、何にも心が惹かれないし買い物に行っても欲しいもの(×探しもの)がなくて泣く、みたいな状態だったから、「欲しい!」という感情があって嬉しかった。自分が健康であることが嬉しい。

そういえば、最近チャーリーとチョコレート工場を観た。何度も観ているから次のシーンを当てる遊びをしながら観ていたんだけど、あのお嬢さんのことが気になった。パパが大金持ちの女の子。

あれ買って、これ買って、とパパにお願いすること自体は、自由に使えるお金を他人より多く持つ者として経済を回す役割を果たしていて良いと思う。いや別にお金持ちが経済を回さなくてはいけないというわけではないですけどね。そこで買ってもらえることに感謝もせず、当然と思っていることに対してはまぁ確かにちょっと鼻につくところではありますが、あのくらいの子どもなら当然と思うし、そもそも「持っていること」を自覚して感謝するってとんでもなく難しいことだと思うんですよ。あなたは酸素があることに感謝しますか?ってね。私は別に自覚も感謝もしなくて良いと思ってるよ。

そして「欲しい」という感情を、お金とか収納とかそういうしがらみ無しに真っすぐに抱けるのってもっっのすごく貴重なことだと思うの。もちろん子どもに金銭感覚やお金のやりくりを身につけさせることも親の役目だと思うけど、「これいいな」って感情を何にも邪魔されずに抱くことができるってすごく素敵なことだと思うけどな。どうせ大人になったら限界を知ってしまうんだから。

しかも彼女は「パパが買ってくれないなら自分で行く!」って言って自分でリスを捕まえに行くんだよ!?もうこれを観たときびっくりしちゃった。こんなの一人前じゃん。今まで親が何でもやってくれていたけど、どうにもできない場面が来て、初めて自分の足で歩むんだよ。この映画いちの感動シーンに認定してもいい。しかもちゃんと自分の目でリスを選ぶんだよ。お父さんも彼女のことを心から愛している様子がわかるし、リスについてはちゃんと「もうたくさんペットがいるから」と止めているし、立派な親子だと思うんだよなぁ。まぁそれもあってこの親子が一番まともな姿で出てこられたのかな。全身真っ青とかひょろひょろとか、体型は変えられてないからね…。でも工場に来ていた子どもたち皆、自分の意志が明確にあって頼もしい少年少女だと思ったけどな。それが親や世間の思う「かくあるべし」と合っているかの問題であって。

 

めちゃくちゃ話は戻ってセルフォードの新しいお靴の話。

とっても可愛い。ずっと眺めていられる。本当はグレーが良かったけど、即完売だったようなのでブラウンにした。買ってそのまま履いていたら、東口どころかルミネ2の3F以上を見る気力も湧かない程へとへとに疲れた。靴擦れもあるけど、こんなに高いヒールを履くのは初めてかもしれない。そもそも夏用のヒールを持っていない。と思っていたのだが、どうやら私は夏用のヒールサンダルを持っていたらしい。そういえば雨の日用パンプスをoriental trafficで購入する際に2点で5000円セールをやっていたから一緒に買った気がする。全く覚えてないが、確かツイード素材だったように思う。違うかも。見た目が可愛いという理由だけで買った。彼氏との3年記念のフレンチに履いていったはずだと写真を探したものの、全身が写っている写真が無かった。撮っておけばよかった。こういう時、写真不精を後悔する。そういえば小さい頃出不精ってデブ症だと思ってたな。

結局履いたのはその1回くらいで、すぐに売ってしまったように思う。見た目の可愛さではカバーできないほどの窮屈さだった。そう考えると、ほぼ新品なのに値付けは二束三文だったな。新品を含む約50点が2、300円ほどにしかならなかった。以前はユニクロのニットにも値段がついたのに。セカンドストリートの値付けはあまり信頼していない。

 

最近は気に入らない物はすぐに売ってしまうようにしている。シーズンのうちに、人気のうちに売ってしまった方が良いし、何度も言っているようにストックを持つのが嫌いなのだ。クレドポーの新作化粧下地も、高かったけど潔く売りに出したらメルカリで半額くらいで売れた。発売日に買ってから1か月以内だったし、もうちょい高値でも売れたかもしれない。まぁたらればなんて夏炉冬扇の話か。

お気に入りの物だけ持っていたいし、好きなことの話だけしていたい。私は人や物事の好き嫌いが激しくてつい嫌いなもののことばかり話してしまうけれど、それって別に楽しくない。すっきりはするけど。「嫌い」をきちんと表明していくこと、「好き」で身の周りを満たすこと。この二つを両立させていきたい。

最近はクローゼットも靴箱も、"MY FAVORITE"で満たされてきた。断捨離を繰り返して、ようやく満足するものになってきた。もしかしたらその中で、捨ててはいけないものを捨ててきてしまったのかもしれないけど、必要になったらまた拾えばいい。服だって人だって同じだ。

 

追記

下書きに入ってた3件をどどどと公開した。ストックもちは嫌、というのもあるが、やっぱりその時その時の生の感情を、まとまってなくてもここに置いておきたいという気持ちが大きい。「下書き公開1」は2021/07/18、「アマプラ」は7/23、「あられもない祈り」は7/26に書いた記事。