kongaragaruのブログ

こんがらがると10回言ってみてください。こんがらがります。

幸運の星の下に生まれた

う~ん、今日も書くことがない。なんてことはなく、毎日が小さな幸せと怒りとワクワクの連続である。私の人生は光に満ちている。

私は幸運の星の下に生まれた。小学生から今まで都内で電車通学(通塾)をしてきたけれど一度も痴漢被害に遭ったことはないし、晴れてほしいと願えば晴れるし、友人も家族も誰もcovid-19に罹患していない。中学生の頃、周囲の友人が「今朝痴漢遭った~サイアク~」と嘆くのを聞いてからずっとそう思っている。

というわけでなかなか不幸な人間への共感に乏しい人間だと思う。幸不幸なんて他人が決めるものではないが、ここでは他人と大きく異なる境遇で生きてきたという事実を指している。実感のない共感なんて存在しない。

 

最近は本当にメンタルが安定している。締め切りが迫ってないことが最大の理由だとは思うが、就活も学会も発表会も発狂することなく終わらせることができた。やった方がいいことは山積みだけど、最低限生きられて自分がハッピーならそれでいいやぁと向上心を手放した今、私は幸せである。

幸せの基準を考えた。随分前のことだ。基準なんて要らないとは思うけど。「あなたの人生の物語」を読んでいて、こんなに素晴らしい作品に出会えて、それを素晴らしいと感じられる、それこそが何にも勝る幸福であり、今私は世界中で一番幸せな人間のひとりだと強く感じた。そして今日は新しいミューズに出会った。ミューズという言い方が正しいかはわからないが、久しぶりに創作意欲が湧いてイラストを描いたからそう呼ぶ。素敵な人に出会えて嬉しい。私は道の真ん中を歩いてきた人間だと思う。まぁ私の通る道は私しか通らないのだから、堂々と真ん中を歩いてよいのだけど。金子ノブアキのような危なそうな男(「危ない男」の例に金子ノブアキを出してくる時点でど真ん中を歩いてきたことがわかる)を魅力的だと思う気持ちは強くあるのに、結局推すのは神様に正々堂々対峙できるような人間ばかりだ。andropの佐藤さん、メンノン期の坂口健太郎テニプリ丸井ブン太忍足謙也、ミュの増田俊樹原嶋元久乃木坂46堀未央奈光GENJI山本淳一、V6の三宅健、SexyZoneの佐藤勝利、、違うのは志村正彦くらいか。後半怒涛のメンバーカラー赤で正義の力で魔王が倒せそうだ。おそらく初恋の人が明るく誰にでも優しい太陽のような人だったことが私の好みを決定してしまったのだろう。そんな人と小学校入学初日から隣の席になったことからも、私がやはり幸運の星の下に生まれたことがわかる。大学に入って初めて付き合った人もとんでもなく良い人で、他人の愚痴を聞いていても「そんなことうちの彼氏はしないなぁ」としか思えなかった。別れたけど。皆男運が無いなぁと思っていた。私はものすごく男運が良いと思う。その彼と別れてから私は綺麗になった。らしい。失礼な話だ。私は生まれた時から可愛くて綺麗である。…な~んて話をしても仕方ない。確かに自分でも最近綺麗になったなぁと思う。それには髪型とかメイクとか服装とか、色々な理由があるし、いきなり綺麗になったわけではなく時々綺麗にしていたのを常に綺麗にするようにしただけの話ではあるけれど。大きな可愛いシュシュが届いたので適当に結んでみたらアラなんて可愛い子がいるの。と鏡をパシャパシャしていたら母に「今彼氏いないの?」と聞かれた。早く彼氏つくりなよ、今こんなに綺麗なんだからもったいないよと。何を時代遅れなことを。私の美しさは彼氏がいることと何の関係も無く私個人で成立している。そもそも私は別に恋愛や彼氏を必要としていない。またその時の仕草がムカついた。母は根源的にぶりっ子である。時々、いやわりと頻繁に、両親の年齢を実感することがある。見た目や行動力は年齢の割に若いと思うが、育ってきた価値観の古さ。先人が築いてきたもの、勝ち取ってきたものに敬意は払いつつも、価値観は絶対に古いので年上というものを基本的に信用していない。私より若い人たちも私のことなんて古い考えの奴だと笑いとばしてくれて構わない。ただできるだけ明るい未来を残せるよう最低限の努力はしていきたいと思う終戦記念日であった。

 

昨日映画館で千と千尋の神隠しを観た。序盤、親側の目線で見ている自分に気付いて加齢を自覚した。改めて観るとなかなか裕福な家庭だよなぁ。商社で働くお父さんはナチュラル男尊女卑の考えで女に優しい。お母さんは実家は都立大でそこそこの大学(女子大かもしれない)を出て制服のある会社に一般職で入ってすぐ結婚して今は家事専業かな。千尋のしゃべり方からしてけっこう育ち良いんだろうな。お行儀に厳しそう。そういえば「霧の向こうの不思議な町」のリナが原作なんだった。服がダボダボだからそんな風に見えないけど、千尋はわりと大人しくて服やお花が好きな女の子だと思う。

予告からウルウルとして、何でもないところで泣いた。最近は本当に涙腺が緩い。釜じいが寝ている千尋に座布団をかけるシーン、ハクがおにぎりを作って渡すシーン、ニガダンゴを噛んで与えるシーン、愛ってこういうことだよなぁと考えていた。タオルケットをかけること、好物の大きい方を与えること、愛って結局小さな行動の積み重ねに表れるもので、行動に表れない感情だけの「愛」は愛じゃない。これは愛の物語だね。ジブリを大画面で観るの良かったので次はナウシカ観ます。久石譲は天才だとひしひしと感じたよ。あと釜じいの足が依る瀬なさげで可愛い。

 

聡くんおかえり!