kongaragaruのブログ

こんがらがると10回言ってみてください。こんがらがります。

2020年24歳

先日、24歳になった。

2020年も終わろうとしているこの慌ただしい時期に誕生日だと騒ぎ立てて何人かからお祝いしていただいた。ありがたい。

本当はずっと「多様性を認める理由」「教育と自由」についてブログを書きたいと思っていたんだけど、なかなか家でPCを立ち上げる気にならず(つまり家で全然研究を進めていない)、また新たに書きたいことができてしまったのでそちらを優先して書く。年が変わるまでには書きたいなぁと思っている。が、自分にタスクを課すことが嫌なのでどうなるかは神の味噌汁*1というわけだ。

と、ここではやみねかおるに触れたので思い出したことを。小学生の頃、はやみねかおる夢水清志郎シリーズや都市のトム&ソーヤ、松原秀行のパスワードシリーズ、メアリー・ポープ・オズボーンのマジック・ツリーハウスシリーズなんかは皆が通る道だと思っている。思っていた。本好きではない子でも1冊くらいは手にしたことがあるだろうし、教室や図書館に「人気のシリーズ」として置いてあったから読んだことは無くてもタイトルくらいは覚えがあるものだろうと思っていた。それが先日、研究室の同期にパスワードシリーズの話を振ったら「何それ?」となって驚いた。それどころか一緒にいた隣の研究室の同期も誰も知らなかった。夢水清志郎までも。同研究室の彼女は、外部生で正直専門分野以外の教育レベルは低いなぁと感じることが多い(とても失礼な言い方だけど、「厚顔無恥」程度の熟語*2すら知らなかったのでその程度の教育しか受けてきていないのだろう。)でまだわかるが、首都圏に生まれ育ち、中学受験をして私立のトップ校に進みこの大学まで来た隣の研究室の彼女たちまでとは。上記の本が教養として必要な本なわけではないが、おそらくどの小学校にも1冊はあったであろうシリーズに触れずに生きてきたってどういうこと…?もしかして彼女たちの小学校ではミステリーといえば赤川次郎宮部みゆき!次は京極夏彦!みたいな読書キャリアステップが一般だったのか。小学校低~中学年くらいで青い鳥文庫にどっとハマる時期があるじゃないですか。なくてもいいけど図書の時間に何かしら読まなきゃいけなくなったらとりあえず手を伸ばす先に青い鳥文庫があったじゃないですか。なんだかいつの間にかパラレルワールドに迷い込んでいた男のような気持ちになった。なぜこういう時男なのかわからないけど。いや本当はわかっているけれども。勝利くんが話すとき「けど」を使わず「けれど」と言うのが好きだ。いかん話が飛んでしまった。まぁ私が当たり前だと思っていることは決して周りの人にとっても当たり前なわけではない、ということを人と会う度に実感させられるという話である。これまた当たり前の話である。

 

 

本題に移ろう。

登場人物は偶然にもほとんど変わらず、先述した話の隣研究室の彼女たちと別の友人に誕生日をお祝いしていただいた。厚生労働省の掲げる対人リスクとしてマスクを外さずにいられる方が感染させる/させられるリスクは低そうだったので昼間の短時間のお出掛けをお願いした。おでかけの最中、妙に友人が寄ってくるなぁと感じた。写真を撮るときやそれ以外の時も。外でこうして会うのは久しぶりだから?とか、私がお誕生日だから?と考えていたけれど、帰ってきてその日撮った写真を見返していると一つの仮説に行きついた。

「可愛い人にしかくっついてこないのではないか?」

いやなんて傲慢な、と思われるであろう仮説だけれど、確かにこの日私は可愛かったのだ。どの写真も盛れていた。だって実際に友人が撮ってくれた写真や動画をストーリーにアップしたところ、色んな人からおめでとうメッセージと共に「可愛い」「美人」と褒めていただいた。卒業後ほとんど連絡を取っていなかった子からも来たのだから確かだ。なお皆同女子校出身の女の子たちである。信頼度が高い。

妙にくっついてきた彼女は、日ごろから仲は良いものの、そんなにスキンシップの激しいタイプではない。本人はアイドル的な可愛い顔をしており、LINEのアイコンは常に同サークルで「可愛い2トップ」を張っていた可愛い女の子との距離感の近いツーショットである。「常に」とつけたのは、ちょくちょくアイコンを変えるものの毎回その彼女とのツーショットだからである。友人は多いはずなのに。そういえば前から違和感は感じていた。私も彼女とツーショットを撮る機会は多いが、こんなに近い距離感で撮ったことはないな?と。この日は「撮るよ~」となった時、隣にいた彼女がぎゅぎゅぎゅっと距離を詰めてきて驚いた。いつもそうやってアイコン写真を撮っていたのだろう。きっと本人に悪気はなく、そして無意識での行動なのだ。「この子と近くにいると映える」と思う時だけ距離をぐっと詰める。本能でそれができるのだから凄い。文字にするとこれまで抱いていたモヤモヤが晴れてむしろ尊敬の念が湧いてきた。やっぱり文字にするのは私にとって感情を整理する大事な作業なんだなぁ。

別に可愛い子との写真しかアイコンにしないのも、インスタグラムのフィード(使い方合ってる?)に載せないのも、自己プロデュースの一つだから文句は何もないんだけど、内心そう思われているんだな~~~と思う。けっこういい子ちゃんというか、「私は外見で人を判断しないよ!」って本気で言っているタイプの子だから余計にそう思うんだろうね。「え~やっぱ可愛い子との写真の方が映えるじゃん?」とか言ってる子なら何も思わないんだけど。正直になればいいのにというより、本当に気付いていなくて無意識でやっていることなのだろうからたちが悪いなぁと思う。

 

あれだけ祝ってもらってこんな愚痴だけ書いていて私こそよっぽどたちが悪いな。

言い訳させてもらうと、ここは自分の気持ちを整理するための場所だから、書くことでモヤモヤを吹っ切って純度100%の嬉しい気持ちになりたいの。

とは言っても、書くと記憶に残るから嬉しい気持ちよりも覚えているんだろうけどね。

でも誕生日に仲良しの人たちに会えて、祝ってもらえて、たくさん笑って、心から「嬉しい!楽しい!幸せ!」って思えたのもあって、写真が盛れているんだろうな。すごく幸せな誕生日になりました。ラブです!

 

*1:はやみねかおるの都市のトム&ソーヤは皆読んでいるよね?

*2:実際には厚顔無恥ではなくもっと簡単な二字熟語だった。他にも簡単なことわざを知らなかったり、一度や二度ではない。